カテゴリー: 15分で読める昔の話

明治元年天皇が東京へ行幸した際、伊勢神宮の鳥居の笠木が落ちた騒ぎ

明治元年天皇が東京へ行幸した際、伊勢神宮の鳥居の笠木が落ちた騒ぎ

この記事は11分で読めます.明治時代の本より.明治元年、明治天皇が東京へご訪問となったことは非常な騒ぎとなり、京都の人々など反対論者も多かった.出発となったその夕べ、伊勢神宮の鳥居の笠木が落ち、神官たちは重大な異変として上申した.

福澤諭吉の名言と思想:正直は田舎者の特性でなく、関心に足らない

福澤諭吉の名言と思想:正直は田舎者の特性でなく、関心に足らない

この記事は12分で読めます.福澤諭吉本より.田舎者が正直だというのは、閉鎖的で見張りがある環境がそうさせているだけで、人そのものに違いがあるわけではない.世の中すべて田舎となって、人が子供のように純粋になったとしても、社会は田舎者にも子供にも任せるべきでない.

吉田松陰が全国に外国船を追いかけ、アメリカ人に密航を求める話

吉田松陰が全国に外国船を追いかけ、アメリカ人に密航を求める話

この記事は14分で読めます.吉田松陰は佐久間象山の元で学問をし、外国の事情に精通すべき必要を悟る.しかし幕府はその意見を取り入れず、松陰は自身で外国へ行くことを決心した.日本へ来航した軍艦を追いかけ全国を巡り、最後は金子重之介と二人でアメリカ船へ侵入して、一緒に連れて行ってくれることを頼んだ.

「時計がタバコする」面白い島根出雲の方言と昼寝文化 明治時代旅行記

「時計がタバコする」面白い島根出雲の方言と昼寝文化 明治時代旅行記

この記事は12分で読めます.大町桂月の本より.明治のころ、鉄道が通らない出雲のあたりは変わった方言があり、なまりもひどかった.人柄はのんびりしており、ごろごろ昼寝をする習慣があった.15,6歳でも女を買い、風俗が乱れている.桂月は出雲の人間を陰険であると評価している.