この記事は10分で読めます.江戸時代の本より.女の首に歩けないほどの大きなこぶができて、こぶの穴からは煙が立ち上った.どうせ死ぬならとこぶを切ると、中からヘビが飛び出してきた.これは女に殺された者のたたりだという.
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江戸1661年浅井了意作「牡丹灯篭」原作の簡単なあらすじと全文現代語訳
2分で読めるあらすじ.妻を亡くした荻原という男が、悲しみにくれながら彼女が生きていた日々をただ想って過ごしていた.それから男のもとには毎晩女がやって来るが、朝になれば帰り、自分を万寿寺の近くに住む藤原の子孫と名乗った.心霊を祭る期間が終わった翌日、この世のものとは思えない美しい女と出会い、心がくらんですぐに恋に落ちた.そのころ隣に住む老人が、荻原の様子を不審に思って家をのぞくと、荻原が話していると思っているのは白骨であった.老人に指摘され荻原は事の重大さに気づき、万寿寺へ向かってみると、そこには棺おけと牡丹(ぼたん)をあしらった灯ろうがあった.恐怖した荻原は、卿公という人物より札を貰って家に貼ったところ、この霊は再び現れなかった.しかし荻原は女を忘れられず、再び万寿寺へ足を踏み入れると、女が現れて奥へ引き入れ、荻原は白骨となり死んでしまっていた.
江戸時代の短編怪談「怪を話せば怪いたる」百物語のルールと方法
この記事は6分で読めます.江戸時代の本より.百物語をするには法式があり、青い紙を貼った行灯と、100本のロウソクを使う.言い伝えでは百物語をすると、必ず恐ろしいことや奇妙なことが現実に起こるという。
江戸時代の短編怪談:鬼に食われそうになった武士が神に助けられる話
この記事は11分で読めます.室町時代、神仏を信仰していている心正しい堅田又五郎という男がいた.戦から逃げる最中に不思議な女と出会い「雪白の明神」の使いと名乗った.そして夜に鬼がやってくる.

