福澤諭吉の名言「英雄ぶって好き嫌いをせず、知恵を小出しにすべき」

福澤諭吉の名言「英雄ぶって好き嫌いをせず、知恵を小出しにすべき」

この記事は7分で読めます.福澤諭吉の本よりこれから成長しようという人が、英雄気取りで物事を好き嫌いするべきではない.なんでも爪を出す猫のように、技量を試す機会があれば自分の知恵を出して行くべきである.豊臣秀吉は、草履取りのころは草履取りの知恵、大名のころは大名の知恵を出していったので、天下を取ることができた.

江戸時代に択捉島のアイヌ人と交流し、ロシアとの関係を築いた男の話

江戸時代に択捉島のアイヌ人と交流し、ロシアとの関係を築いた男の話

この記事は10分で読めます.明治時代の本より高田屋喜兵衛という男が徳川家の命令を受けて、蝦夷(北海道)より択捉島へ渡った.現地人と交流を重ね、その甲斐もあって、択捉の人は日本へ心を寄せるようになっていった.ロシアが蝦夷内で乱暴なふるまいをしたため、蝦夷の役人がロシア人を捕虜にした.嘉兵衛が日本の役人とロシア人との仲を取り持ったおかげで無事に解決した.

吉田松陰が全国に外国船を追いかけ、アメリカ人に密航を求める話

吉田松陰が全国に外国船を追いかけ、アメリカ人に密航を求める話

この記事は14分で読めます.吉田松陰は佐久間象山の元で学問をし、外国の事情に精通すべき必要を悟る.しかし幕府はその意見を取り入れず、松陰は自身で外国へ行くことを決心した.日本へ来航した軍艦を追いかけ全国を巡り、最後は金子重之介と二人でアメリカ船へ侵入して、一緒に連れて行ってくれることを頼んだ.

明治時代の本より遭難した木こりが雪山で熊に助けられたという伝説

明治時代の本より遭難した木こりが雪山で熊に助けられたという伝説

この記事は8分で読めます.木こりが雪山で遭難した.避難のため洞窟に入ると中には熊がおり、木こりは死を覚悟したが、熊は襲ってこなかった.熊は男に食べ物を渡し、しばらく一緒に暮らしていたが、やがて熊が帰る道を教えてくれて、木こりは家に帰ることが出来た.

江戸1661年浅井了意作「牡丹灯篭」原作の簡単なあらすじと全文現代語訳

江戸1661年浅井了意作「牡丹灯篭」原作の簡単なあらすじと全文現代語訳

2分で読めるあらすじ.妻を亡くした荻原という男が、悲しみにくれながら彼女が生きていた日々をただ想って過ごしていた.それから男のもとには毎晩女がやって来るが、朝になれば帰り、自分を万寿寺の近くに住む藤原の子孫と名乗った.心霊を祭る期間が終わった翌日、この世のものとは思えない美しい女と出会い、心がくらんですぐに恋に落ちた.そのころ隣に住む老人が、荻原の様子を不審に思って家をのぞくと、荻原が話していると思っているのは白骨であった.老人に指摘され荻原は事の重大さに気づき、万寿寺へ向かってみると、そこには棺おけと牡丹(ぼたん)をあしらった灯ろうがあった.恐怖した荻原は、卿公という人物より札を貰って家に貼ったところ、この霊は再び現れなかった.しかし荻原は女を忘れられず、再び万寿寺へ足を踏み入れると、女が現れて奥へ引き入れ、荻原は白骨となり死んでしまっていた.